毛孔性苔癬 尻

毛孔性苔癬はお尻をはじめ、毛穴があるところなら全身に症状が出る可能性がある皮膚疾患です。毛孔性角化症と呼ばれることもあります。

 

痛みや痒みを伴うことがないので特に気にならない方はわざわざ皮膚科で治療せず、放置しているようです。

 

特にお尻のような目立たない場所だと、誤魔化しやすいですよね。

 

自覚症状もありませんし、特に治療をしなくても健康を脅かされるようなことはありません。

 

ただ、出産を控えた女性の中には、内診の度ぶつぶつが目立つお尻を医師に見られるのが苦痛だと感じるかも知れません。

 

妊娠中の定期健診では途中から腹部エコーに切り替わりますが、初期段階では下半身を丸出しにしなければならない経膣エコーが行われます。

 

医師側は、妊婦さんのお尻に毛孔性苔癬によるぶつぶつがあろうとまったく気にすることはありませんが、気になると言う女性の気持ちも分からないでもありません。

 

 

ちなみに、妊娠中毛孔性苔癬の症状が自然に消えたと言うケースも少なからず報告されています。

 

毛孔性苔癬に関してはいまだに分からない部分も多く、遺伝要素も指摘されていますし原因にも個人差があります。

 

ビタミンA不足、肝機能の低下の他、ホルモン代謝の異常によって引き起こされる可能性もあるので、ホルモンバランスが一時的に崩れる妊娠中に症状が沈静化しても不思議ではありません。

 

 

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