毛孔性苔癬 陰部

毛孔性苔癬だと思って症状が陰部に出た場合、正確な病名を突き止める為にも必ず医療機関を受診して下さい。

 

毛孔性苔癬ができやすいのは二の腕ですが、衣類で誤魔化しやすい場所にある場合、特に治療せずに放置する方が大半です。

 

アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、あせものように痒みや痛みを伴う皮膚疾患ではありませんから。

 

ただし、陰部の毛孔性苔癬は注意が必要です。

 

そもそも陰部にぶつぶつ状のものができた場合、素人が病名を言い当てるのは至難の業です。

 

陰部にぶつぶつができる性病、感染病はたくさんあります。

 

これから妊娠を予定している女性なら、外陰部などの陰部のちょっとした異変も見逃すべきではありません。

 

また珍しい症例ではありますが、硬化性萎縮性苔癬と言う皮膚疾患を発症している恐れもあります。

 

硬化性萎縮性苔癬は陰部の発症率が高いものの、四肢や胴体も狙われます。

 

潜行性で初期段階では自覚症状があまり出ませんが、突如強烈な痒み、灼熱感に苦しめられることがあり出血することもあります。

 

男性よりも女性の発症率の方が高く、40代以降から70代まで、中高年に差し掛かってから発症するケースが目立ちます。

 

一般的な毛孔性苔癬同様、硬化性萎縮性苔癬も原因ははっきり分かっていません。

 

遺伝要素も大きく、ホルモン代謝の異常、免疫疾患も指摘されています。

 

医療機関では副腎皮質ホルモンの局所注射、外用治療が選択されますが、残念ながら完治するとは限りません。

 

 

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