酒さ 保湿

酒さの保湿対策は一筋縄ではいきません。酒さは極度の乾燥を引き起こしやすく、一見保湿が欠かせない皮膚疾患に思えます。

 

けれど実は保湿することでより乾燥がひどくなる可能性が強いので、一切の保湿を禁じる皮膚科医も少なくないぐらいです。

 

また、自己流で酒さ様皮膚炎と向き合っている方も、あれこれ試すうちに保湿対策を行うことで症状がひどくなることに気づき、自然に保湿アイテムを使わなくなった方も。

 

第一保湿の為の乳液やクリームを塗ろうとしても、皮膚の毛穴が全開状態になり皮脂も活性化している段階では、保湿剤を弾いてしまうような反応しか返ってこないことも珍しくありません。

 

酒さには乳液も逆効果？

 

一般的な肌の乾燥の場合、皮膚の保湿成分が不足しているので乳液などの保湿成分を補うことで状態の改善を見込むことができます。

 

けれど酒さの病魔に狙われる顔面は、天然の保湿成分である皮脂の分泌が特に活発なエリアです。

 

高齢者なら顔面も皮脂の分泌量が減り乾燥が引き起こされることもありますが、酒さの発症率が高い30代、40代はまだ皮脂腺が衰える年齢ではありません。

 

 

酒さのせいで顔にできる紅斑は熱を帯びていますから、ほてりが落ち着かない限り皮膚の水分がどんどん蒸発し、皮膚が乾燥します。

 

この状態で保湿剤を塗布してしまうと熱が余計にこもってしまい、乾燥が激しくなるので逆効果です。

 

 

 

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